*恐怖を超えた爽快感

『三重県障害者スキーキャンプ2010』 活動報告

【名称】三重県障害者スキーキャンプ(三重県障害者スキー教室)
【主催】三重県障害者スポーツ協会 主管:三重県障害者スキーキャンプ実行委員会
    協力:三重県障害者スキー協会(MSAD) 名張市スキー協会(SMN)
【目的】障害者と健常者が、スキーキャンプを通じて自己の可能性に挑戦する心を養うこと
    により、三重県の生涯体育環境の充実とウインタースポーツの発展に寄与すること。
【日時】2010年2月20日(土)~2月21日(日)
【場所】飛騨高山スキー場  国立乗鞍青少年交流の家(宿泊施設)
【費用】20000円(1泊3食 交通費 行事保険など)
【参加】スタッフ9名 受講者9名(視覚障害5 高次脳障害1 ガイド2 健常者1)

●事業総括と所感○
三重県障害者スポーツ協会の主催事業である「第4回三重県障害者スキー教室」は、

バンクーバー2010パラリンピック記念事業として、三重県視覚障害者協会の会報に
案内が掲載されたお陰で、視覚障害者の受講者が多いブラインドスキーキャンプの
ような個性的な雰囲気の中で開催することができた。
今回は、事故渋滞で現地到着が大幅に遅れたり、全盲参加者が多いなど状況は厳し
かったが、小春日和の天候と上等な雪質に恵まれ正にスキー天国といった環境の下、
小さな夢とメンバー全員の前向きな互助関係により達成感のあるイベントとなった。
全盲者+初心者+高齢者という高いハードルに挑戦する機会が与えられ、お互いに
手探りながらも無事に乗り越えてきた貴重な経験が、今後困難な壁と正対した際は、
参加者全員の自信につながるよう強く願っている。
私個人の講習会での担当は、スキー初体験というNさん(29歳弱視女性)のブラインド
スキーガイド(伴走者)を行なうことだった。
スポーツ経験の少ないNさんだったが、言葉による運動や操作の伝達を的確に理解する
能力には、思いのほか驚かされるものがあった。
2日目はリフトに乗車して山頂へ、いきなりの急斜面で何度も転倒したが萎えることなく
プルークボーゲンで完走したときには、2人が一体となった達成感を得ることができた。
視覚障害者にとってスキーとは恐怖との戦いであり、初級班スタッフにとっては忍耐との
戦いだと思うが、最後に「Hさんの声で安心できた・・・来年はスキー用具を揃えたい。」
という彼女からの感想を聞いて、全ての労苦が報われたような気分になった。 

※特記事項※

◎名張市スキー協会から指導員を2名派遣いただいたが、次回は増員をお願いしたい。
◎新潟県障害者スキー協会のK夫妻が現地参加、初級班の伴走ガイドをしていただいた。
◎パラリンピックキャラバン(社会教育事業)がチェアスキー体験会を行なっていたので、
 主要メンバーと交流することができた。
◎教室担当スタッフのYさんが、講習中にスノーボーダーとの衝突で胸部を負傷したので、
 応急処置と行事保険により対応した。
◎受講者のKさんが、三重県障害者スキー教室にブラインドスキー伴走用スピーカーを
 1セット寄贈してくださった。
◎今年度から三重県障害者スポーツ協会の財源が削減され、スキー教室の事業費が捻出
 できない可能性があるため、3月の理事会では事業の存続について審議する必要がある。

末筆になりましたが、障害者スキー教室関係各位のご支援に心より深謝を申し上げます。
三重県障害者スキーキャンプ2010 実行委員長 ミスターH♂

■Photo:Mister-H■  全員無事に目標達成 q=(^o^)=p

 

ミスターH について

3人兄弟の長男です。学生時代(中学~大學)は全て應援團に所属していたという硬派バンカラおやじ・・・押忍! 東洋伝統医療による地域住民の健康支援を目指して20数年の生涯修行者です。(ハンドパワー&ハートパワーのある鍼灸マッサージ師) 2008年に障害者スポーツの競技者を引退し、現在はブラインドスキーとグランドソフトボールの指導者の道を目指しています。(元パラリンピック日本代表) 【ミスターH的キーワード】君との共通点を探してみよう♪ 大阪生まれ 奈良育ち 三重県民 三人兄弟 長男 AB型 丑年 蟹座 三碧木星 視覚障害者 ピアノマン RockBand 武道 應援團 県立盲学校 鍼灸マッサージ師 気功 自営業 障害者スポーツ グランドソフトボール 背番号3 アルペンスキー パラリンピック 近畿青年洋上大学 JAPAN 大和魂 硬派 バンカラ 勝負師 サディスト 熟女マニア オカ%
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