『採用試験 全盲女性を門前払い』(毎日新聞 – 07月07日 15:13)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=890717&media_id=2
【掲載文から一部引用】
小山田さんは1年待って今年6月、今秋の受験について同市に尋ねたが、
同局は「試験は競争なので、働く条件が同じなのが前提。一部の人を
特別扱いできず、点字受験の導入は考えていない」と回答し、
受験すらできない状態は変わっていない。(引用以上)
大阪市当局は、一年間の努力不足を全国に発信され行政不信を助長した。
賛否両論、様々な見解を知ることはできたが、本件の論点は全盲保育士に
子供の安全が担保できるか否かではないことをまず理解すべきであろう。
因みに、点字試験とは一部の人を特別扱いすることではなく、重度の視覚
障害者の受験環境を晴眼者と同等にするために必要な配慮手段である。
大阪市の偏った態度は、視覚障害者の文字情報である点字や、聴覚言語
障害者の伝達手段である手話などの言語表現を公認しないことに等しい。
小山田さんには、日本初の全盲保育士という大きな前例を刻むために、
絶対諦めることなく役所と戦い続けていただきたいと願っている。
自分は、パラのクラス判定で僅か100分の6という視力の日較差により
日本代表を外されてから、中央組織を相手に戦い続け再び国際大会の
出場権を獲得するまでに、4年間もの歳月を費やしてきた。
私も微力ながら、彼女の夢と意志の実現に向け応援していきたい!!